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タマゾウムシとは?

たまぞうむし

タマゾウムシとは、球状に丸まった独特の体型をもつゾウムシの一群で、植物の組織に依存して生活する小型の甲虫です。

タマゾウムシは、甲虫目ゾウムシ科(Curculionidae)の中でも特に体が球形に近い丸みを帯びた種の総称で、日本を含む世界各地に分布しています。体長は数ミリ程度の小型種が多く、危険を感じると脚を折り畳んで球状になり地面に落下するという防御行動をとります。

ゾウムシの仲間全般に共通するように、タマゾウムシも長く伸びた吻(ふん)と呼ばれる口吻をもち、これを使って植物の茎・葉・実などに穴を開けて産卵します。幼虫は植物組織の内部や土中で育ち、特定の植物を食草とする種が多いため、宿主植物の分布と深く結びついています。

日本では林縁や草地に多くの種が見られ、コナラやクズ、イネ科植物などを利用する種が知られています。体表に鱗片が密生しており、種によっては金属光沢や美しい模様をもつため、昆虫採集の対象として人気があります。

農業・林業においては、農作物や果樹に被害を与える害虫として問題になる種も存在する一方、生態系の中では植物の種子散布や土壌有機物分解に関与するなど、多様な役割を担っています。

使い方・例文

コナラの葉の上でタマゾウムシを見つけて指で触れると、ころりと丸まって地面に落ちる「擬死行動」が観察できます。

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