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タイマイとは?

たいまい

タイマイとは、熱帯・亜熱帯のサンゴ礁域に生息するウミガメの一種で、美しい甲羅がべっ甲細工の原料として知られます。

タイマイ(玳瑁)は、ウミガメ科に属する海亀の一種で、学名をEretmochelys imbricataといいます。熱帯・亜熱帯の海域、とりわけサンゴ礁が発達するインド太平洋カリブ海などに広く分布しており、日本では沖縄近海などでも確認されています。

外見上の最大の特徴は、細くとがった「くちばし」のような口です。タカのくちばしに似た形状から英名は「Hawksbill turtle」と呼ばれており、このくちばしを使ってサンゴの隙間に入り込み、主食である海綿動物を食べます。甲羅は茶色・黄色・黒が複雑に混じり合った美しい模様を持ち、成体で甲長60〜90センチメートルほどに成長します。

タイマイの甲羅(背甲板)は「べっ甲(鼈甲)」として知られる工芸素材であり、古くからアジア・ヨーロッパで眼鏡フレーム・かんざし・装飾品などに用いられてきました。しかし、この需要が乱獲につながり、現在タイマイはIUCNレッドリストで「近絶滅種(CR)」に指定されています。ワシントン条約(CITES)の附属書Iにも掲載され、国際商取引は原則禁止です。

日本では奄美大島・沖縄などの南西諸島で産卵が確認されており、地域の保護活動が進められています。サンゴ礁生態系の維持においても重要な役割を果たすとされる種として、その保護が世界的に求められています。

使い方・例文

ダイビングスポットでサンゴ礁を泳ぐタイマイを目撃する場面や、博物館でべっ甲細工と保護の歴史を解説する展示の中で登場します。

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