スラスターとは?
すらすたー
スラスターとは、宇宙機や船舶などが姿勢制御や軌道変換を行うために使用する小型の推進装置です。
スラスター(Thruster)とは、宇宙機・航空機・船舶・潜水艦などに搭載される推進装置の総称で、特に方向制御・姿勢制御・軌道変換のために用いられる小型のものを指すことが多いです。宇宙分野では人工衛星や宇宙探査機が軌道を維持・修正したり、向きを変えたりするために不可欠な装置です。
宇宙機用スラスターの種類には以下のものがあります。
- 化学推進スラスター:液体または固体の推進剤を燃焼させてガスを噴射する。推力が大きく即応性が高い
- 電気推進スラスター:イオンエンジンやホールスラスターなど、電気エネルギーで推進剤を加速する。比推力が高く燃料効率に優れるが推力は小さい
- コールドガススラスター:圧縮ガスをそのまま噴射する最もシンプルな方式。小型衛星の姿勢制御に使われる
船舶分野では、船体側面に設置して横方向の推進力を生み出す「バウスラスター」や「サイドスラスター」が知られており、港での接岸操作や狭い水域での機動性向上に活用されます。
近年は小型衛星(CubeSat)の普及により、マイクロスラスターや水を推進剤として使う電気分解スラスターなど、省エネ・低コストな新技術の開発が盛んです。スラスターの性能は宇宙ミッションの成否と寿命を大きく左右します。
使い方・例文
静止衛星が長年の運用で徐々に軌道からずれてきたとき、搭載されたスラスターを噴射して正確な軌道位置に戻す「ステーションキーピング」がスラスターの代表的な使用場面です。
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