スティームビアとは?
すてぃーむびあ
スティームビアとは、アメリカ西海岸で19世紀に生まれたラガー酵母を常温発酵させる独自のビアスタイルで、カリフォルニア・コモンとも呼ばれます。
スティームビア(Steam Beer)は、アメリカ・カリフォルニア州を起源とする独自のビアスタイルです。一般的なラガービールはラガー酵母を低温(約10℃以下)で発酵させますが、スティームビアはラガー酵母を高めの温度(約15〜20℃程度)で発酵させるという珍しい製法を採用しています。この製法は冷蔵設備が普及していなかった19世紀後半のカリフォルニアで、入手しやすいラガー酵母を使いながらも冷却コストを抑えるために発達したとされています。
「スティーム」という名称の由来にはいくつかの説があります。高めの温度で発酵する際に大量の二酸化炭素が発生し、樽から蒸気のように噴き出したことに由来するという説や、サンフランシスコの冷涼な外気を利用して屋外の浅い大型タンクでビールを冷やした際に蒸気が立ち上ったという説などがあります。
味わいの特徴としては、ラガーのキレとエールのような複雑な香りと深みが共存している点が挙げられます。ホップの苦みがしっかりとあり、すっきりした後味が楽しめます。カリフォルニア・コモン(California Common)とも呼ばれ、代表的な銘柄としてアンカー・ブルーイングのアンカー・スティームが広く知られています。クラフトビールブームのなかで再評価され、このスタイルを模倣した製品が世界各地で作られています。
使い方・例文
クラフトビールのタップルームのメニューでラガーとエールの中間的な風味のビールを探す場面や、アメリカンビールの歴史を語るコンテキストでスティームビアが登場します。
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