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スギヒラタケとは?

すぎひらたけ

スギマツの枯木に生える白いきのこで、かつては食用とされていましたが、腎機能障害者への毒性が確認されています。

スギヒラタケ(Pleurocybella porrigens)は、スギ・マツモミなどの針葉樹の枯木や倒木に群生するヒラタケ科のきのこです。傘は白色〜クリーム色で扇形から舌形をしており、大きさは2〜7cm程度、柄はほとんどなく基部で枯木に直接付着します。

日本全国の山地に広く分布し、秋に大量発生することから、かつては「食べられるきのこ」として各地で親しまれてきました。淡白な風味と歯ごたえから炒め物や汁物に使われていた地域もあります。

しかし2004年(平成16年)秋、東北地方を中心に死者を含む多数の健康被害が報告されたことで状況が一変しました。調査の結果、腎臓に疾患を持つ人が摂取すると急性脳症を引き起こす危険性が明らかになり、現在は厚生労働省が腎機能障害者への摂取を強く避けるよう注意を促しています。健康な人への毒性については研究が続けられており、安全性が完全には確認されていないことから、食用として扱う際は十分な注意が必要です。

スギヒラタケの事例は、長年「食用」とされていたきのこでも新たな健康被害が判明する場合があることを示す重要な教訓となっています。

使い方・例文

山で白いヒラタケ状のきのこを見かけたとき、スギヒラタケである可能性があります。腎臓に持病がある場合は絶対に食べないよう専門家からも強く警告されています。

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