スギとは?
すぎ
スギとは、日本を代表する常緑針葉樹で、林業・建材・花粉症の原因植物として広く知られる木です。
スギ(杉)は、ヒノキ科スギ属に分類される常緑針葉樹で、日本固有の樹種です。学名はCryptomeria japonicaといい、「隠れた財産」を意味するほど古くから日本人の生活に深く関わってきました。
スギは日本列島のほぼ全域に自生し、特に西日本から東北にかけての湿潤な気候に適しています。樹高は30〜40メートル以上に達する大木になることもあり、縄文時代から建築材・船材・桶材として利用されてきた歴史を持ちます。屋久島に自生する縄文杉は樹齢数千年ともいわれ、日本最大級の古木として知られています。
戦後の高度経済成長期には木材需要を賄うため全国で大規模な植林が進められ、日本の人工林の約4割をスギが占めるとされています。しかし輸入木材との価格競争から林業が衰退し、手入れが行き届かない放置林が増加しました。その結果、花粉の大量飛散による花粉症が社会問題となり、現在も多くの人が毎春悩まされています。
木材としては軽量で加工しやすく、湿気に強い特性から住宅の柱・梁・床材として重用されます。また樹皮は屋根材(杉皮葺き)に、葉は薬用・芳香用にも使われます。近年は花粉の少ない品種の開発や、蓄積した人工林の利用促進による林業再生が課題となっています。
使い方・例文
「この神社の参道には樹齢200年を超えるスギの並木が続いており、木漏れ日の中を歩くと清々しい気持ちになれる。」
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