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シンカイヒモムシとは?

しんかいひもむし

深海に生息するヒモムシ類の総称で、細長いひも状の体を持つ無脊椎動物です。

シンカイヒモムシとは、深海に生息するヒモムシ(紐虫)類の総称です。ヒモムシは吻腔動物門(紐形動物門)に属する海洋性無脊椎動物であり、その名のとおり細長いひも状の柔軟な体を持ちます。浅海や潮間帯に生息するヒモムシの仲間が多い中、シンカイヒモムシは水深数百メートル以深の深海環境に適応した種を指します。

ヒモムシ全体の特徴として、体を反転させて伸ばすことのできる吻(ふん)と呼ばれる器官を持ち、これを使って獲物を捕らえたり、外敵から身を守ったりします。体長は数センチメートルのものから数十メートルに達する種まで様々であり、世界最長の動物としてヒモムシの一種が記録されることもあります。

深海のシンカイヒモムシは、熱水噴出孔や鯨骨生態系(クジラの死骸を中心とした特殊な生態系)などに見られるほか、深海の軟泥底に潜んで生活するものもいます。捕食性が強く、多毛類や甲殻類などを主な餌とします。

深海生物の研究が進むにつれて、シンカイヒモムシの多様性や生態の解明も続けられており、深海における物質循環や生態系の理解に貢献しています。標本収集が難しい深海生物であるため、まだ未記載の種が多く残っていると考えられています。

使い方・例文

深海探査船や有人潜水艇による観察報告の中で登場することが多く、「熱水噴出孔周辺の調査でシンカイヒモムシが複数個体確認された」といった文脈で使われます。

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