シリウスとは?
しりうす
シリウスとは、おおいぬ座のα星で、全天で最も明るく見える恒星であり、古来から農耕の暦や航海の目印として世界中で親しまれてきました。
シリウス(Sirius)はおおいぬ座のα星で、夜空に見える全天の恒星の中で最も明るい星です。見かけの等級は約−1.46等で、2番目に明るいカノープスと比較しても際立って輝いています。冬の南の空に白く青みがかった光で見えます。
シリウスは太陽からの距離が約8.6光年と比較的近い恒星で、太陽の約2倍の質量と約1.7倍の直径を持つ白色の主系列星(A型星)です。実際には白色矮星の伴星(シリウスB)を持つ連星系で、シリウスBは1862年に発見されました。
シリウスにまつわる歴史・文化的な意義は非常に豊かです。
- 古代エジプトでは「ソプデト(ソティス)」と呼ばれ、ナイル川の氾濫時期を告げる星として崇拝された
- 日本では「青星」「狼星」と呼ばれ、冬の農暦の目安にされた
- ギリシャ語の「シリオス(輝くもの)」が語源
また「シリウス現象」として知られるように、夏の夜明け前に東の空に昇るシリウスは、古代ギリシャ・ローマで「猛暑の始まり」を告げる星とされ、英語の「dog days(酷暑)」という表現はこの星(おおいぬ座)に由来します。現代でも冬の大三角を構成する星のひとつとして、天文入門でよく取り上げられます。
使い方・例文
冬の夜にオリオン座の三つ星を南東方向に延ばすと出会う、ひときわ明るく輝く白い星がシリウスで、初心者でも見つけやすい目印です。
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