シベリア高気圧とは?
しべりあこうきあつ
シベリア高気圧とは、冬季にシベリア内陸部で形成される巨大な寒冷高気圧で、東アジアの冬の気候を支配する存在です。
シベリア高気圧(シベリアこうきあつ)は、冬季に中央アジア・シベリア一帯の広大な大陸が極端に冷却されることで発生する、地球規模で見ても最大級の地表高気圧のひとつです。気温が非常に低い地表に接した空気が冷やされて収縮・重くなることで形成される「寒冷高気圧」(cold anticyclone)に分類されます。
シベリア高気圧の特徴と日本への影響は以下のとおりです。
- 中心気圧は1,040〜1,060ヘクトパスカル前後に達することもある
- 「西高東低の気圧配置」をもたらし、日本には北西季節風(冬の季節風)が吹き込む
- 日本海を渡る間に大量の水蒸気を吸収した季節風が、山脈にぶつかって日本海側に大雪を降らせる
- 太平洋側では乾燥した晴天が続く「からっ風」の原因にもなる
シベリア高気圧の強弱は日本の冬の厳しさを左右する大きな要因であり、強い年には日本全国が厳冬・大雪に見舞われます。近年は地球温暖化の影響でシベリア永久凍土の融解が進んでいることもあり、高気圧の強度や形成時期に変化が生じているとの研究報告もあります。気象予報では「冬型の気圧配置」の代表的な要因として常に注目されます。
使い方・例文
気象ニュースで「強いシベリア高気圧の影響で冬型の気圧配置が続き、日本海側では大雪が見込まれます」という解説が聞かれるのが典型的な場面です。
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