シオマネキとは?
しおまねき
シオマネキとは、雄が非常に大きく発達した片方のハサミを持つカニで、干潟や砂浜に生息し、ハサミを振る求愛行動が名前の由来です。
シオマネキ(潮招き、学名:Uca arcuata など)とは、スナガニ科(Ocypodidae)に属する小型のカニの一種です。日本では主に九州・四国・本州の西日本以南の干潟・砂泥地に生息し、近年は環境省のレッドリストでも絶滅危惧種に指定されるなど、生息地の減少が問題となっています。
最大の特徴は雄が持つ著しく非対称なハサミです。雄は片方のハサミだけが体と同じほどの大きさにまで発達し、もう一方は小さいままです。この大ハサミは食事には使えず、専ら求愛行動や縄張りの主張・他の雄との威嚇・戦闘に使われます。雌は両方のハサミが小さく均等です。
生態面での主な特徴は以下のとおりです。
- 雄が大きなハサミを上下・横に振る求愛ディスプレイが「潮を招く」ように見えることから「シオマネキ」と呼ばれる
- 巣穴を掘って生活し、潮が引いた干潟の泥中の有機物を食べる
- 繁殖期には雄が巣穴の前でディスプレイを行い、雌を誘い込んで交尾する
- 干潟の生態系において底泥をかき混ぜる「生物撹乱者」として重要な役割を果たす
干潟の埋め立てや水質汚染により生息地が激減しており、保全活動の一環として干潟の再生・保護が各地で進められています。
使い方・例文
干潮時の干潟でシオマネキの雄が大きなハサミをリズミカルに振っている様子を観察できることがあり、その求愛行動は非常に印象的です。
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