サイレージとは?
さいれーじ
サイレージとは、刈り取った牧草やトウモロコシなどをサイロに密封・嫌気発酵させて保存した発酵飼料で、家畜への粗飼料として広く利用されます。
サイレージ(Silage)とは、牧草・トウモロコシ・ソルガムなどの青刈り作物を収穫後すぐに密封した貯蔵施設(サイロ)や密封フィルム内に詰め込み、嫌気性(酸素のない)条件下で乳酸菌発酵させて保存した飼料です。「発酵飼料」または「青汁飼料」とも呼ばれます。
サイレージ調製の基本的な流れは以下のとおりです。
- 牧草やトウモロコシを適切な時期に刈り取る
- 細断(チョッピング)して含水率を調整する
- サイロや専用バッグ(ラップサイレージ)に素早く詰め込み、密封する
- 嫌気条件下で乳酸菌が糖分を乳酸に変換し、pHが低下して腐敗菌の繁殖が抑制される
- 数週間〜数ヶ月の発酵・熟成期間を経て給与可能になる
乾草(ヘイ)と比較したサイレージの利点は、天候に左右されずに調製できること、水分が多く嗜好性(食いつき)が高いこと、栄養成分の保持率が高いことなどです。一方、調製に機械設備が必要で、開封後は早期に利用する必要があります。
日本の酪農・肉牛経営において、トウモロコシサイレージやイタリアンライグラスサイレージは粗飼料の主要な供給源となっており、飼料の国産化・コスト削減の観点からも重要な取り組みです。
使い方・例文
酪農家では夏に刈り取ったイタリアンライグラスをラップで密封してサイレージに加工し、冬場の乳牛への粗飼料として活用している。
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