コンクリート打ち放しとは?
こんくりーとうちっぱなし
型枠を外したコンクリートの素地をそのまま仕上げ面として見せる建築・インテリアの工法および表現スタイルです。
コンクリート打ち放しとは、コンクリートを型枠に流し込んで成形した後、型枠を外した状態の素地面を塗装・タイルなどで覆わずにそのまま仕上げ面として利用する建築工法です。「打ち放しコンクリート」とも呼ばれます。
一般的なコンクリート建築では表面に左官仕上げやタイル貼りが施されますが、打ち放しではセメントと骨材が固まった素地の質感や色調、型枠のセパレーター穴(Pコン穴)などをデザインの一部として取り込みます。20世紀に安藤忠雄や世界的な建築家たちがこの手法を芸術的に昇華させ、日本国内でも住宅・美術館・商業施設などで広く採用されました。
打ち放しコンクリートの主な特徴は以下の通りです。
- 重厚感と無機質な美しさ:グレーの素地が独特の存在感と緊張感を生み出します。
- 高い施工精度の要求:気泡(ジャンカ)やムラが目立つため、型枠の精度と打設技術が仕上がりを左右します。
- 維持管理の必要性:中性化・ひび割れ・汚れが生じやすく、防水・撥水処理などのメンテナンスが欠かせません。
現代では内装にもコンクリート調の仕上げ材(モールテックス、コンクリート調塗装など)が多く使われており、打ち放しの意匠を手軽に再現する手法も普及しています。
使い方・例文
住宅の内壁や外壁を打ち放しコンクリートで仕上げると、クールでミニマルな空間表現が実現します。美術館やギャラリーでも作品を引き立てるニュートラルな背景として採用されることが多い仕上げ方法です。
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