コンクリート打放しとは?
こんくりーとうちっぱなし
コンクリート打放しとは、型枠を外した後のコンクリートの素地面を仕上げ材で覆わず、そのまま仕上げとして見せる建築手法です。
コンクリート打放し(うちっぱなし)とは、型枠(木製・鉄製など)に生コンクリートを流し込み、硬化後に型枠を取り外したコンクリートの表面を、モルタル塗りやタイル張りなどの仕上げ材で覆わずに露出させたままにする工法です。英語では「Exposed Concrete」または「Fair-faced Concrete」と表現されます。
コンクリートの素地の表情をそのまま活かすため、型枠の継ぎ目の跡やセパレーター(型枠を固定する金物)の痕跡も意匠の一部となります。仕上がりの品質は型枠の精度・コンクリートの配合・打設技術に大きく左右されるため、施工難易度が高い手法でもあります。
打放し仕上げの特徴は以下のとおりです。
- 重厚感・素材感・陰影が生む独特の美しさ
- 仕上げ材が不要なため素地の欠陥が露出しやすい
- 防水・断熱性能に劣る面があり、撥水剤や保護塗料の施工が必要になる場合がある
- 経年によるひび割れ・汚れが風合いに変化をもたらす
建築家の安藤忠雄が打放しコンクリートを多用し、日本国内外で広く普及しました。現代建築においては、ミニマルな美学を追求する住宅・美術館・公共施設で頻繁に採用されています。
使い方・例文
「安藤忠雄設計の住吉の長屋はコンクリート打放しで仕上げられており、素材の無骨な表情が空間の緊張感を生み出している」という文脈でよく登場します。建築雑誌やリノベーション事例でも頻繁に使われる言葉です。
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