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コロフォンとは?

ころふぉん

コロフォンとは、書物の末尾に記される奥付的な記録のことで、書写者・印刷者・刊行年などの書誌情報をまとめたものです。

コロフォン(colophon)は、もともと古代ギリシャの都市「コロポン」に由来する言葉で、書物や写本の末尾に添えられる識別情報のことを指します。手書き写本が主流だった中世ヨーロッパでは、写字生(スクリプトリウムの修道士など)が作業完了の印として自分の名前や完成年月日、場所などを末尾に書き記すのが慣習でした。

活版印刷が普及した15世紀以降も、コロフォンは印刷業者や出版者の名前・住所・刊行年を示す形で引き継がれました。現代では多くの場合、書籍の奥付(本の末尾または扉裏に記される書誌データ)がコロフォンに相当します。

コロフォンに含まれる主な情報としては次のようなものがあります。

  • 著者・翻訳者・編者の名前
  • 出版社・印刷所の名称と所在地
  • 初版・重版の発行年月日
  • ISBN・著作権表示

書誌学や古書研究の分野では、コロフォンは書物の来歴や時代背景を解明する重要な手がかりとなります。また、高級な限定版書籍やアート系出版物では、装飾的なコロフォンを意図的にデザインに取り入れる例もあります。

使い方・例文

古書店で中世の写本を調べる際、末尾のコロフォンから「1342年にパリで書写された」と判明することがあります。

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