コウモリ目とは?
こうもりもく
コウモリ目とは、翼を持ち自力で飛行できる唯一の哺乳類の分類群で、世界に1400種以上が知られる哺乳類最大の目の一つです。
コウモリ目(翼手目、学名:Chiroptera)は、哺乳綱に属する目(もく)の一つです。「コウモリ」の総称で知られるこのグループは、前肢が翼に進化した唯一の哺乳類であり、能動的な飛翔(羽ばたき飛行)ができる点でモモンガなどの滑空哺乳類とは根本的に異なります。
世界中に1400種以上が確認されており、哺乳類の中でネズミ目(齧歯目)に次ぐ多様な種数を誇ります。南極大陸を除く全大陸に分布し、熱帯から温帯にかけて特に多様です。
コウモリ目は大きく二つのグループに分けられます。
- 小翼手亜目(マイクロバット):超音波を使ったエコーロケーション(反響定位)で障害物や獲物を探知する。昆虫食が多い
- 大翼手亜目(メガバット/オオコウモリ):視覚と嗅覚に優れ、果実や花蜜を食べる大型のコウモリ。エコーロケーションは一部の種のみ
生態系では害虫の駆除や花粉媒介、種子散布において重要な役割を果たします。また、ウイルスの自然宿主として知られ、感染症研究でも注目されています。多くの種が夜行性で、昼間は洞窟や樹洞などに群れて休みます。日本には約30種が生息しています。
使い方・例文
夕暮れ時に公園や川沿いをジグザグに飛ぶ小型の黒い影はコウモリ目の一種です。昆虫を超音波で捕らえる様子は、自然界における高精度なセンシングの例として生物学の授業でもよく取り上げられます。
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