進化とは?
しんか
進化とは、生物の集団が世代を超えて遺伝的に変化していく過程のことで、自然選択などのメカニズムによって種の形質が長い時間をかけて変わっていく現象です。
進化(しんか)とは、生物の集団において遺伝的な特徴(形質)が世代をまたいで変化していく過程を指す生物学の概念です。英語では「evolution」と言い、生命の多様性を説明する現代生物学の根幹をなす理論です。
進化の主要なメカニズムとして最もよく知られているのが、自然選択(自然淘汰)です。19世紀にチャールズ・ダーウィンとアルフレッド・ラッセル・ウォレスが独立して提唱したこの考え方は、「環境に適した形質を持つ個体がより多く子孫を残し、その形質が集団内に広まる」というものです。ダーウィンは1859年に発表した『種の起源』でこの考えを体系化しました。
現代の進化論(現代的総合説)は自然選択に加えて以下のメカニズムを含みます。
- 突然変異:DNAの複製エラーや放射線などによる遺伝子の変化
- 遺伝的浮動:小集団での偶然による遺伝子頻度の変化
- 遺伝子流動:集団間での個体移動による遺伝子の移入・移出
進化は数十万年・数百万年という長いスパンで起きるものですが、細菌の抗生物質耐性など短いサイクルで観察できる事例もあります。進化論は生物学・医学・農学・生態学など幅広い分野の基礎として応用されています。なお「進化」という言葉は日常会話で「性能が上がること」という意味でも使われますが、生物学的には価値判断を含まず、変化の事実を指す言葉です。
使い方・例文
ガラパゴス諸島のフィンチが島ごとに異なるくちばしの形を持つのは、それぞれの食物に適応した進化の結果だとされている。
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