グリオットとは?
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グリオットとは、西アフリカの伝統社会において歴史・神話・系譜を語り継ぐ職業的な語り部・音楽家・歴史家のことです。
グリオット(Griot)とは、西アフリカおよび中央アフリカのサハラ以南地域に伝わる伝統的な職業的語り部・音楽家・歴史家のことです。フランス語で「griot」と表記し、現地語ではジェリ(Jeli)、ゲワール(Gewel)など地域や民族によって様々な呼称があります。
グリオットは単なる語り手ではなく、コミュニティにとって複数の重要な役割を担います。
- 歴史の保存と伝達:王族・貴族の系譜、歴史的出来事、神話などを口頭で記憶・伝承する「生きた図書館」としての役割
- 音楽家:コラ(弦楽器)・バラフォン(木琴)・ジャンベ(太鼓)などを演奏し、歌で物語を表現する
- 儀礼・社交の司会者:婚礼・葬儀・就任式などの社会的儀礼において進行や祝辞を担う
- 仲介者・交渉者:コミュニティ間の外交的な仲介役を務めることもある
グリオットの地位は世襲制であり、その技術と知識は親から子へと口承で受け継がれます。西アフリカの多くの社会ではカースト制度に類似した社会階層が存在し、グリオットはその中で独自の地位を占めてきました。
近現代においても、グリオットの伝統はセネガル・マリ・ギニア・ガンビアなどで生きており、現代音楽や文学にも影響を与え続けています。アレックス・ヘイリーの著作『ルーツ』でもグリオットが重要な役割を果たす場面が描かれ、国際的な認知度が高まりました。
使い方・例文
「グリオット」という言葉は、アフリカ文化や口承文学を扱う授業・書籍、または世界音楽(ワールドミュージック)の文脈で頻繁に登場します。
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