クエ属とは?
くえぞく
クエ属とは、スズキ目ハタ科に属する大型の肉食海水魚のグループで、日本では高級食材として珍重されるクエを含む属です。
クエ属(学名:Epinephelus)は、スズキ目ハタ科に分類される海水魚の属で、英語では「grouper(グルーパー)」とも呼ばれます。世界中の熱帯〜温帯の岩礁域やサンゴ礁に広く分布し、100種以上が含まれる大きな属です。
クエ属の魚は一般に大型で、成魚は数十センチから1メートルを超える種も多く存在します。強力な顎と大きな口を持ち、岩礁の隙間を縄張りとして持つ伏撃型の捕食者です。小型魚類・甲殻類・タコなどを捕食し、海洋生態系の上位捕食者として重要な地位を占めています。
クエ属の多くは雌性先熟の性転換を行い、若い時期に雌として成熟し、成長すると雄に性転換する個体が見られます。この特性は個体群のバランスに影響を与えるため、資源管理上も重要な生態的特性です。
日本で特に知名度が高いのはクエ(Epinephelus bruneus)で、九州・西日本の岩礁に生息し、成魚は全長1メートル以上になることもあります。白身で上品な旨みを持ち、刺身・鍋料理(クエ鍋)などで高値で取引される高級魚です。また、クエとタマカイ(同属)の交雑種「クエタマ」は養殖が進められています。
使い方・例文
高級料亭の冬のメニューや、西日本の産地直送通販サイトで「クエ鍋セット」として販売される場面でよく登場します。水産学や魚類分類の文脈では、ハタ科の代表的な属として紹介されます。
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