転換とは?
てんかん
転換とは、舞台上の場面が変わる際に大道具・小道具・照明などをすばやく入れ替える作業のことで、舞台進行において重要な技術的工程です。
転換(てんかん)とは、演劇・ミュージカル・舞台公演において、ひとつの場面(シーン)から次の場面へ移行する際に、舞台上の大道具・小道具・照明の状態・音響設定などを新しい場面に合わせて切り替える作業および技術のことです。「場面転換」や「シーン転換」とも呼ばれます。
転換の方式にはいくつかの種類があります。
- 暗転転換:舞台の照明を消した暗転中にスタッフが手作業で素早く大道具を動かす最も一般的な方法
- 明転転換(オープン転換):照明をつけたまま演者やスタッフが舞台上で道具を動かす演出的な方法
- 機械転換:回り盆(回転舞台)・迫り・電動バトンなどの舞台機構を使って自動的に場面を変える
- 映像転換:プロジェクションや映像パネルの切り替えだけで場面を変える方法
転換は舞台監督の指揮のもと、大道具方・小道具担当・照明オペレーターなどが連携して行います。特に暗転転換では真っ暗な舞台上で大型セットを移動させるため、事前に動線・順序・担当者を詳細にリハーサルする「転換稽古」が行われます。
転換のスピードと正確さは公演のテンポを大きく左右し、転換の失敗(道具の置き間違い・音の不備など)は本番中のトラブルにつながります。近年はプロジェクションマッピングや可動式セットの普及により、転換の形が多様化しています。観客を飽きさせない素早い転換は舞台制作において高い技術が求められる作業です。
使い方・例文
ミュージカルの公演では暗転のわずか数十秒の間に大道具方が走り込んでセットを組み替え、照明が戻ったときには別の場所の舞台が完成している転換が行われます。
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