小道具とは?
こどうぐ
小道具とは、舞台や映像作品で演者が使用・携帯する道具類の総称で、物語のリアリティと演技を支える美術要素です。
小道具(こどうぐ)とは、演劇・映画・テレビドラマなどの舞台や撮影現場で、演者が直接手に持ち、扱い、使用する道具類の総称です。英語では「props(プロップス)」と呼ばれ、「properties(財産・持ち物)」の略とされています。舞台空間を構成する大型の美術セットである大道具と対比される概念です。
小道具の範囲は広く、演者が実際に手に取るあらゆるものが含まれます。主な例としては以下のものがあります。
- 食器・飲食物・調理道具
- 武器・刀剣・銃器のレプリカ
- 手紙・書物・新聞などの紙類
- カバン・傘・杖などの携帯品
- 電話・時計などの日用品
小道具は小道具担当スタッフ(プロップマスター)が調達・管理します。時代物の作品では実際には存在しない時代の品を制作・調達する必要があり、専門的な知識と経緯が求められます。現代劇でも劇中の設定に合わせた特注品が作られることがあります。
演者の手元で使われるため、観客から近い距離で観察される場合が多く、質感・色彩・素材の精度が物語のリアリティを左右します。また、小道具は演技の「きっかけ」としても重要で、手紙を受け取る、武器を手にするといった場面で物語の転換点を生み出します。映像作品では後処理で修正できる要素が多い中、小道具だけは撮影時に正確に用意されている必要があり、プロップマスターの責任は重大です。
使い方・例文
舞台上の俳優が取り出す手紙は小道具の典型例で、本番前にプロップマスターが内容・素材・折り目まで確認し、演技のリアリティを支えます。
この用語をシェア
最終更新: