大道具とは?
おおどうぐ
大道具とは、舞台上に設置される建物・家具・背景など、舞台空間を構成する大型の美術セットの総称です。
大道具(おおどうぐ)とは、演劇・ミュージカル・映画・テレビドラマなどの制作において、舞台や撮影セットに設置される大型の美術装置・建て込み物の総称です。部屋の壁・扉・階段・窓、建物の外観、木や岩などの自然物、大型の家具類など、場面の舞台設定を構成する造形物がすべて大道具に含まれます。
大道具は舞台美術デザイナーのデザインをもとに、大道具制作スタッフ(大道具方)が木材・金属・発泡スチロール・布・塗料などを使って製作します。制作された大道具は劇場に搬入され、仕込み(設営)の際に舞台上の所定の位置に建て込まれます。
大道具の主な種類には以下のものがあります。
- 建て込み(建物・壁・扉・窓などの構造物)
- ホリゾント(舞台奥の大型背景幕・曲り幕)
- 平台・箱馬(舞台の高低差を作る台組)
- 木立・岩などの自然物を模した造形物
場面転換の際は、大道具方のスタッフが暗転中に素早く舞台上を移動・交換する「転換」を行います。大型公演では大道具を吊り物として電動バトンで昇降させたり、舞台の回り盆(回転舞台)と組み合わせたりします。小道具と対比される概念であり、一般的に演者が手に持つものや身につけるもの以外の大型美術装置が大道具として扱われます。舞台美術の基盤をなす重要な要素です。
使い方・例文
時代劇の舞台では大道具方が江戸時代の長屋の壁・障子・縁側を精巧に作り込み、観客にリアルな時代の雰囲気を伝えます。
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