撮影とは?
さつえい
撮影とは、アニメーション制作において各カットの素材を合成・加工して最終的な映像を作り上げる工程で、実写における撮影・編集に相当する重要な後処理作業です。
アニメーション制作における「撮影」とは、作画・背景・3DCGなど各パートで用意された素材を一つのカットとして合成し、エフェクトや色調補正などの映像処理を加えて完成映像を作り上げる工程です。実写映画での撮影とは異なり、アニメ制作における撮影は「コンポジット(合成)」に近い作業です。
撮影工程で行われる主な作業は以下のとおりです。
- レイヤー合成:キャラクター・背景・エフェクトなど複数の素材レイヤーを重ね合わせる。
- エフェクト処理:光・炎・水・爆発などの視覚効果を追加する。
- 色調補正・グレーディング:カット全体のトーンを整え、時間帯や情景の雰囲気を表現する。
- カメラワーク:ズームやパンなどの仮想的なカメラ動作を再現する。
かつてはセルと背景を実際のカメラで撮影していたことが「撮影」という名称の由来です。現在はAfter EffectsなどのCGソフトを使ったデジタル作業が標準となっています。撮影の品質はアニメ全体の仕上がりに直結するため、撮影監督がスタッフをまとめながら作品の映像的な完成度を高めます。近年では作品の個性を際立たせる撮影演出が注目されており、制作会社ごとに独自のスタイルが生まれています。
使い方・例文
アニメ制作の終盤に撮影スタッフが各素材を合成し、夕焼けのシーンに光のグラデーションとレンズフレアを加えて映像を完成させる場面などで登場します。
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