オッズ比とは?
おっずひ
オッズ比はある曝露や条件がある場合とない場合で、結果が起こるオッズの比を表す統計指標です。
オッズ比(Odds Ratio、OR)は、ある因子への曝露がある集団とない集団で、特定の結果(疾患の発症など)が起きるオッズをそれぞれ計算し、その比をとった統計量です。疫学・臨床研究・機械学習など幅広い分野で用いられます。
ここで「オッズ」とは、あるイベントが起きる確率をpとしたとき、p ÷ (1-p) で表される値です。たとえば発症確率が0.2なら、オッズは0.2÷0.8=0.25となります。オッズ比はこのオッズを曝露群と非曝露群で比較したもので、1より大きければ曝露が結果に正の関連、1より小さければ負の関連があることを示します。
症例対照研究では真のリスク比(相対危険度)を直接計算できないため、オッズ比が代替指標として使われます。疾患が希少(発症率が低い)な場合、オッズ比は相対危険度の良い近似値となります。またロジスティック回帰の係数を指数変換するとオッズ比が得られるため、多変量解析での交絡調整にも自然に組み込めます。
解釈の注意点として、疾患が稀でない場合はオッズ比が相対危険度を過大評価すること、信頼区間が1をまたぐ場合は統計的有意差がないことを念頭に置く必要があります。
使い方・例文
喫煙者が肺がんを発症するオッズ比が10だった場合、非喫煙者に比べて肺がんになるオッズが10倍高いことを意味します。
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