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エジプトのアブ・シンベル神殿とは?

えじぷとの あぶ しんべる しんでん

アブ・シンベル神殿とは、古代エジプトラムセス2世が建造した岩窟神殿で、ユネスコ世界遺産に登録された壮大な古代遺跡です。

アブ・シンベル神殿は、エジプト南部・ヌビア地方のナイル川西岸に位置する古代エジプトの岩窟神殿です。紀元前13世紀頃、第19王朝のファラオラムセス2世の治世に建設されたとされており、その威容は古代世界の建築技術の粋を示しています。

神殿は2棟で構成されています。

  • 大神殿:正面に高さ約20メートルのラムセス2世の坐像が4体並ぶ。内部には太陽神ラーとアメン神などが祀られ、年に2回(2月22日・10月22日頃)、朝日が最奥の至聖所まで差し込む「日の出現象」で有名。
  • 小神殿:王妃ネフェルタリに捧げられ、ハトホル女神と王妃の姿が正面に刻まれている。

最も有名なエピソードはアスワン・ハイ・ダム建設に伴う移設作業です。1960年代、ナイル川にダムが建設されることで遺跡が水没する危機に瀕したため、ユネスコが国際的な救済キャンペーンを展開。神殿は切断・解体されて約60メートル高い場所に移設され、現在も元の向きを保っています。この保存活動は、世界遺産制度の形成に大きく貢献したとされています。

現在は世界遺産「ヌビアの遺跡群(アブ・シンベルからフィラエまで)」の中核を成し、年間多くの観光客が訪れます。

使い方・例文

エジプト旅行でアスワンから南へ向かうと、砂漠の中に突如現れる巨大な岩窟神殿に圧倒されます。特に2月と10月には日の出の光が神殿の最奥まで届く天文学的な設計が体感できます。

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