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ラムセス2世とは?

らむせすにせい

ラムセス2世とは、古代エジプト新王国時代に約66年間君臨したファラオで、アブ・シンベル神殿など大規模な建築事業と数々の遠征で知られる最も著名な王のひとりです。

ラムセス2世(在位:紀元前13世紀頃)は、古代エジプト第19王朝のファラオで、「ラムセス大王」とも呼ばれます。在位期間は60年以上にわたるとされ、古代エジプト史上最も長く統治したファラオのひとりです。

彼の治世は軍事・建築・外交の三分野で特筆されます。軍事面では、カデシュの戦い(紀元前1274年頃)においてヒッタイトと激突しました。この戦いは決定的な勝者がなかったものの、ラムセス2世は勝利として喧伝し、現存する世界最古の平和条約といわれるエジプト・ヒッタイト条約を締結した指導者としても名を残しています。

建築事業としては以下が特に著名です。

  • ヌビアに建設したアブ・シンベル大神殿(岩窟内に座する4体の巨像が有名)
  • カルナック神殿やルクソール神殿の大規模な増築
  • ラムセウムと呼ばれる葬祭殿の建造

また、多くの先代ファラオの彫像に自分の名前を刻み直す「名前の上書き」も知られており、歴史家の間で議論の対象となっています。ラムセス2世はエジプト各地に巨大な自画像と碑文を残し、自らの威光を国内外に示すことに熱心でした。彼はシェリー作のソネット『オジマンディアス』に登場する王のモデルとも言われ、人類史上もっとも存在感のある古代君主のひとりとして現代にまで語り継がれています。

使い方・例文

「アブ・シンベル神殿を訪れると、入口に4体の巨像が並ぶラムセス2世の権威を肌で感じることができます。」

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