ジンバブエ大遺跡とは?
じんばぶえ だい いせき
ジンバブエ大遺跡とは、アフリカ南部に残る11世紀頃から建設が始まった巨大な石造都市遺跡で、ショナ人の王国の繁栄を伝えます。
ジンバブエ大遺跡(グレート・ジンバブエ)は、現在のジンバブエ共和国南部のマスビンゴ近郊に位置する、サハラ以南のアフリカで最大規模を誇る石造建築遺跡群です。英語では「Great Zimbabwe」と表記され、ジンバブエという国名自体がこの遺跡に由来しています。
遺跡は大きく三つのエリアで構成されています。
- 丘の砦(ヒルコンプレックス):花崗岩の丘の上に築かれた宗教的・政治的中枢
- 大囲壁(グレート・エンクロージャー):高さ約10メートル・全長250メートルに及ぶモルタルを一切使わない乾式積みの石壁
- 谷の遺跡:王族や有力者の居住区
建設が始まったのはおよそ11世紀頃とされ、14〜15世紀にかけて最も繁栄しました。この時代に栄えたのはショナ人を中心としたジンバブエ王国(ムウェネムタパ王国の前身)で、インド洋交易を通じて金・象牙などを輸出し、アラビアや中国とも交流があったことが出土品から確認されています。
かつて一部の研究者や植民地時代の論者は「アフリカ人がこれほどの建造物を作れるはずがない」として外来文明説を唱えましたが、現在では徹底した考古学調査によりショナ人による自力建設であることが確認されています。1986年にユネスコ世界遺産に登録され、アフリカ文明の高度な技術力と広域交易ネットワークを示す遺産として世界的に評価されています。
使い方・例文
遺跡から出土した中国産の陶磁器やアラビア産のビーズは、14〜15世紀に大遺跡がインド洋交易の拠点として機能していた証拠として挙げられます。
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