ウバロバイトガーネットとは?
うばろばいとがーねっと
ウバロバイトガーネットとは、クロムを含む鮮やかなエメラルドグリーンが特徴のガーネットの一種で、希少な宝石です。
ウバロバイトガーネット(Uvarovite garnet)は、ガーネット(柘榴石)グループに属するケイ酸塩鉱物で、化学組成はCa3Cr2(SiO4)3です。カルシウムとクロムを主成分とし、クロムが発色に寄与することで鮮やかなエメラルドグリーンを呈するのが最大の特徴です。
名称はロシアの政治家・化学者であったセルゲイ・セミョーノヴィチ・ウヴァーロフに由来し、1832年にフィンランドの鉱物学者によって命名されました。産地はロシアのウラル山脈をはじめ、フィンランド・南アフリカ・カナダなど世界各地に分布しますが、総じて産出量は少ない希少鉱物です。
ウバロバイトガーネットの主な特徴は以下のとおりです。
- 色:深みのあるエメラルドグリーン(クロム発色)
- 硬度:モース硬度6.5〜7.5
- 光沢:ガラス光沢から樹脂光沢
- 結晶:十二面体や二十四面体の結晶形が多い
ウバロバイトは他のガーネットと異なり、宝石サイズの大きな結晶が得られることが非常に稀で、多くは小さな結晶の集合体として産出されます。そのため研磨された宝石としての流通は少なく、原石や鉱物標本として収集家に高く評価されています。
使い方・例文
鉱物標本の展示会では、ウバロバイトガーネットの鮮やかな緑色の結晶クラスターが展示されることがあり、希少性と美しさから注目を集めます。
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