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クロムとは?

くろむ

クロムとは、銀白色の光沢を持つ硬い金属元素で、ステンレス鋼やめっきに広く使われています。

クロム(Chromium、元素記号Cr、原子番号24)は、周期表第6族に属する遷移金属元素です。銀白色で高い光沢を持ち、非常に硬く耐食性に優れているため、工業・製造業の幅広い分野で利用されています。

クロムの最大の用途はステンレス鋼の製造です。鉄にクロムを10〜30%程度加えることで、表面に薄い酸化クロム(不動態皮膜)が形成され、さびにくい合金鋼ができます。一般的なステンレス鋼にはクロムが18%程度含まれており、キッチン用品・医療器具・建築材料などに不可欠です。また工具鋼・軸受鋼などにも添加されます。

もう一つの主要用途がクロムめっきです。硬質クロムめっきは自動車部品・工具などの耐摩耗性向上に、装飾クロムめっきは光沢ある仕上げとして用いられます。ただし六価クロム(Cr⁶⁺)化合物は毒性・発がん性があり、取り扱いや廃液処理に厳しい規制があります。一方で三価クロムは毒性が低く、代替めっき法として研究・実用化が進んでいます。

天然には主にクロム鉄鉱(クロマイト)として産出し、南アフリカやカザフスタンが主要産出国です。名前はギリシャ語で「色」を意味する「chroma」に由来し、化合物が多彩な色を示すことから名付けられました。

使い方・例文

自動車のホイールの光沢のある仕上げや、キッチンの流し台に使われるステンレス鋼はクロムを利用した代表例です。化学や材料工学の授業でも頻出の元素です。

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