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イカリムシとは?

いかりむし

イカリムシとは、淡水魚に寄生する小型の甲殻類で、錨(いかり)の形をした頭部が皮膚に刺さることからその名がついた寄生虫です。

イカリムシ(碇虫、学名:Lernaea)は、カイアシ亜綱に属する寄生性の甲殻類です。体長は数ミリメートルから1センチメートル程度で、雌成体は頭部が特徴的な錨(いかり)状に変形し、この部分を宿主である魚の皮膚や鱗の下に深く突き刺して固定します。

宿主となるのは主に淡水魚で、コイ・金魚・メダカ・キンギョなど多くの種に寄生します。雌は宿主に固着した状態で産卵し、孵化した幼体は自由遊泳性のカイアシとして成長・変態を繰り返した後、雌は再び魚に固着します。

感染した魚には以下のような症状が現れます。

  • 付着部位の充血・炎症・壊死
  • 体力消耗による免疫低下
  • 二次感染(細菌・カビ)の誘発
  • 食欲不振・遊泳異常

金魚や観賞魚の飼育においては厄介な病害として知られており、発見次第の早期駆除が重要です。治療にはジフルベンズロンやトリクロルホンなどの魚病薬が用いられるほか、ピンセットによる物理的除去も行われます。コイなどの養殖業でも被害をもたらすことがある寄生虫です。

使い方・例文

金魚や観賞魚の飼育で「魚の体表に糸状のものが刺さっている」という状態の際に「イカリムシの寄生」として診断され、魚病薬での駆除が推奨されます。

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