アラックとは?
あらっく
アラックとは、中東・南アジア・東南アジアで広く造られるアニス風味の蒸留酒の総称です。
アラック(Arak / Arrack)とは、アニスシードや各種の農産物を原料として製造される蒸留酒の総称で、中東からインド、東南アジアにかけての広い地域で伝統的に飲まれています。地域によって原料・製法・風味が大きく異なります。
地域別の主なバリエーションを挙げると以下のとおりです。
- レバノン・シリア・ヨルダン:ブドウを蒸留したスピリッツにアニスシードを漬け込んで再蒸留する。トルコの「ラク」、ギリシャの「ウゾ」と同じ系統
- インドネシア・スリランカ:ヤシの花蜜(ヤシ酒)やサトウキビを原料とし、アニスフレーバーを持たないものも多い
- インド:インドのフェニ(ゴア地方)やタミル地方のトディもアラックの一形態
中東のアラックは水で割ると白濁する「ルーシュ効果」が特徴で、これはアニス成分(アネトール)が水に不溶のため乳白色に変わる現象です。一般的にアルコール度数は40〜63%程度と高く、食事とともに食前酒として、または氷水で割って楽しまれます。
日本ではあまり普及していませんが、中東料理店やスペシャルティリカーショップで入手できることがあります。レバノン産のアラックは近年その品質から国際的な注目を集めています。
使い方・例文
「レバノンではアラックを氷水で割り、メゼ(前菜盛り合わせ)とともに楽しむのが一般的なスタイルです」のように、中東の食文化や蒸留酒の解説で登場します。
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