アミラーゼとは?
あみらーぜ
アミラーゼとは、デンプンを麦芽糖などの糖に分解する消化酵素で、唾液や膵液に多く含まれます。
アミラーゼ(amylase)は、デンプン(アミロースとアミロペクチン)のグリコシド結合を加水分解する酵素の総称です。炭水化物の消化において最初に働く重要な消化酵素であり、ヒトでは主に唾液腺と膵臓から分泌されます。
アミラーゼには主に2種類あります。
- α-アミラーゼ(唾液型・膵型):デンプンの内部のα-1,4グリコシド結合をランダムに切断し、マルトース・オリゴ糖・デキストリンを生成する。唾液に含まれるため、ご飯を噛んでいると甘味を感じるのはこの酵素の働きによる
- β-アミラーゼ:主に植物・微生物に存在し、デンプンの非還元末端から麦芽糖を順に切り出す
臨床的には、血清・尿中のアミラーゼ値が急性膵炎や唾液腺疾患(耳下腺炎など)の診断指標として広く用いられます。急性膵炎では発症後数時間以内に血清アミラーゼが急上昇し、数日で正常化します。膵炎の診断では血清リパーゼとあわせて測定されることが多いです。食品産業では、パンやビールの製造(デンプンを糖化するプロセス)や洗剤の成分としても活用されています。
使い方・例文
「ご飯をよく噛むと甘くなるのは、唾液中のアミラーゼがデンプンを糖に分解するためです」という説明で中学理科・高校生物の授業に頻繁に登場します。また、急性膵炎の検査値として臨床でも使われます。
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