ミラとは?
みら
ミラとは、くじら座に位置する赤色巨星の脈動変光星で、明るさが大きく変化する長周期変光星の代表的な天体です。
ミラ(Mira、正式名称はくじら座オミクロン星、ο Ceti)は、くじら座に位置する赤色巨星の脈動変光星で、地球から約420光年の距離にあります。「ミラ(Mira)」はラテン語で「驚くべき」を意味し、その劇的な明るさの変化が古くから観測者を驚かせてきたことに由来します。
ミラの最大の特徴は、約330〜340日(約11ヶ月)の周期で明るさが大きく変動することです。最も明るい時期(極大)には肉眼でも容易に見える2〜3等級に達しますが、最も暗い時期(極小)には8〜10等級程度まで落ち込み、肉眼では見えなくなります。この変光幅はおよそ6〜8等級にも及び、変光星の中でも特に大きな変化を示します。
ミラに関する主な天文学的特徴をまとめると次のとおりです。
- 太陽の直径の約400〜500倍という巨大な赤色巨星
- 「ミラ型変光星」の名称の基準となった原型星
- 恒星風によって大量の物質を宇宙空間に放出している
- ハッブル宇宙望遠鏡の観測で表面の活動が確認されている
ミラは星の進化の末期段階にある天体として、星の老化や物質循環を研究するうえで重要な役割を果たしています。17世紀以降、多くの天文学者に観測されてきた変光天文学の歴史的な星でもあります。
使い方・例文
変光星の入門書や天文観測の解説で「ミラはほぼ1年周期で明るさが変化し、肉眼で見えたり見えなくなったりする」と紹介され、アマチュア天文家の観測対象としても人気があります。
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