本文へスキップ

赤色巨星とは?

せきしょくきょせい

赤色巨星とは、恒星が晩年を迎えて膨張し、表面温度が低下して赤みがかった色に輝く巨大な星のことです。

赤色巨星とは、恒星一生の終盤に差しかかったときに起こる進化段階のひとつで、中心核での水素燃焼が終わりに近づくにつれて恒星全体が大きく膨れ上がり、表面温度が下がって赤橙色に輝く天体のことをいいます。

恒星の内部では水素が核融合によってヘリウムに変換されるエネルギーで輝き続けますが、中心部の水素が使い果たされると、核融合の場が外側のシェルに移り始めます。このとき外層が外側へ急激に拡張され、半径が元の数十倍から数百倍にまで膨らみます。表面温度は約3,000〜5,000K程度に下がるため、目に見える色は赤みを帯びた色になります。

代表的な赤色巨星としては、おうし座のアルデバランやおうし座アルファ星などが知られています。また、より進化が進んだ赤色超巨星にはオリオン座のベテルギウスがあり、こちらは赤色巨星よりもさらに巨大です。太陽も将来的には赤色巨星の段階を経ると考えられており、その際には現在の軌道付近まで膨張する可能性が指摘されています。

赤色巨星の後の進化経路は恒星の質量によって異なり、比較的質量の小さい恒星は惑星状星雲を形成して白色矮星になる一方、重い恒星は超新星爆発を起こすこともあります。赤色巨星の研究は、恒星の一生や宇宙の元素合成を理解するうえで重要な役割を担っています。

使い方・例文

夜空を見上げたとき、赤みがかった色で輝く明るい星があれば、それが赤色巨星である可能性があります。天文学の授業や星座観察の場面でよく登場する概念です。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語