アブラムシとは?
あぶらむし
アブラムシとは、植物の茎や葉に集団で寄生して汁を吸う小さな昆虫の総称で、農業や園芸では代表的な害虫です。
アブラムシ(油虫・蚜虫)は、カメムシ目アブラムシ科(Aphididae)に属する昆虫の総称です。世界中に数千種が存在し、日本でも多くの種が知られています。体長は種によって異なりますが多くは1〜4mm程度と非常に小さく、緑・黄・黒・赤など多様な体色を持ちます。
アブラムシは針状の口(口吻)を植物の茎や葉に刺し込み、師管(しかん)を流れる光合成産物(糖を含む液体)を吸って生活します。大量発生すると植物の生育を妨げ、萎縮・黄化・変形などの被害をもたらします。さらにウイルス病の媒介者となることも多く、農業上で特に警戒される害虫です。
アブラムシの生態で特徴的なのは、その繁殖様式です。
- 春〜夏は雌だけで卵を産まずに幼虫を産む「単為生殖」で急速に増殖します
- 秋になると有翅型(羽のある個体)が発生し、移動・拡散します
- アリと共生関係にあり、アブラムシが出す「甘露(蜜露)」をアリが食べ、代わりにアリがアブラムシを天敵から守ります
防除には、テントウムシ・アブラバチ・クサカゲロウなどの天敵を活用した生物的防除や、農薬散布が行われます。家庭菜園でも頻繁に見られる害虫です。
使い方・例文
バラや野菜の新芽に小さな緑色の虫が密集しているのを見かけた場合、それはアブラムシの集団であることが多いです。家庭菜園でトマトやキャベツを育てていると、葉の裏や茎にびっしりと群がる姿が観察されます。
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