アオウミガメとは?
あおうみがめ
アオウミガメは熱帯・亜熱帯の海に広く生息する大型の海ガメで、草食性という特異な食性を持つことで知られています。
アオウミガメ(学名:Chelonia mydas)はウミガメ科に属する大型の海ガメで、全長は80〜120センチメートル、体重は70〜230キログラムに達します。熱帯・亜熱帯の海洋に広く分布し、日本近海にも生息しています。
名前の「アオ(青)」は体の色ではなく、皮下脂肪が緑がかった青色を帯びていることに由来します。成体になるとほぼ草食性に移行し、海草や海藻を主食とするのが大きな特徴です。これはウミガメ類の中でも特異で、消化器官も植物食に適応した造りになっています。
生態的には長距離を回遊する能力を持ち、餌場と産卵地の間を数千キロメートルにわたって移動することが知られています。産卵は砂浜で行われ、メスは夜間に上陸して数十〜百個以上の卵を産みます。孵化した子ガメは海に向かってすぐに旅立ちますが、成体になるまでの生存率は非常に低いとされています。
アオウミガメはかつて食用・革製品目的で大量に捕獲されてきたため、現在は絶滅危惧種に指定されており、多くの国で保護されています。日本でも産卵地が保護区に指定されている例があります。また、フィブロパピロマトーシスという腫瘍性疾患への感染が増加しており、海洋汚染や生態系変化との関連が研究されています。
使い方・例文
沖縄や小笠原諸島の海でシュノーケリングをすると、海草を食べるアオウミガメと出会えることがあり、観光資源としても重要な存在です。
この用語をシェア
最終更新: