ブナとは?
ぶな
ブナとは、冷温帯の山地に広く分布する落葉広葉樹で、日本の森林生態系を支える代表的な樹木です。
ブナ(橅・山毛欅)は、ブナ科ブナ属に分類される落葉広葉樹です。学名はFagus crenataで、日本固有種として北海道南部から九州北部にかけての山地に広く分布しています。
ブナの特徴として、灰白色でなめらかな樹皮と、春に芽吹く黄緑色の若葉が挙げられます。秋には黄金色・橙色に美しく紅葉します。樹高は20〜30メートルに達するものもあり、冷温帯の山岳地帯で純林(ブナ林)を形成することが多いです。
ブナ林は「緑のダム」と呼ばれるほど高い保水力を持ちます。落ち葉が積み重なった豊かな腐葉土層が雨水を蓄え、清らかな水を少しずつ流域へ供給します。このため、ブナ林は水源涵養林として非常に重要な役割を担っています。
また、ブナ林は多様な生物の生息環境(ハビタット)としても欠かせません。クマ・リス・野鳥など多くの動物がブナの実(ドングリに似た実)を食料とし、森の生態系を支えています。白神山地(青森・秋田県境)のブナ原生林はその貴重さからユネスコの世界自然遺産に登録されています。
木材としては家具・床材・楽器など幅広く利用される一方、伐採による自然林の減少が問題となっており、保全活動も進められています。
使い方・例文
東北地方の山歩きで目にする白い幹が特徴的な大木がブナです。白神山地に広がるブナ原生林は、手付かずの自然が残る世界自然遺産として知られています。
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