ブナ属とは?
ぶなぞく
ブナ属は、ブナ科に属する落葉高木のグループで、北半球の温帯に分布し、日本のブナをはじめヨーロッパのセイヨウブナなど10種前後が知られています。
ブナ属(Fagus)は、ブナ科(Fagaceae)に属する落葉高木の属で、北半球の温帯を中心に約10〜13種が分布しています。東アジア・ヨーロッパ・北アメリカに分かれて自生しており、冷温帯の落葉広葉樹林を代表するグループです。
日本に自生する種は以下の2種です。
- ブナ(Fagus crenata):本州・四国・九州に分布し、山地帯の広大な「ブナ林」を形成する代表種。
- イヌブナ(Fagus japonica):主に太平洋側の低山に多い。
ブナ林は豊富な落ち葉が腐食して有機質土壌を育み、湧水や沢の水源として機能します。ブナの実(殻斗に包まれた三角形の堅果)はクマやリスなどの野生動物の重要な食物資源です。豊凶年が交互に現れる傾向があり、豊作年には「ブナの当たり年」として動物が集まります。
ヨーロッパではセイヨウブナ(Fagus sylvatica)が広く分布し、材が均質で加工しやすいことから家具・フローリング・楽器などに多用されています。日本のブナ材も「木材の女王」と称されることがあり、曲げ木工芸などに活用されます。
使い方・例文
東北地方の山を登ると、なめらかな灰白色の幹が美しいブナ林に入ることがあります。秋の黄葉期には黄金色に輝く葉が林床を覆い、多くの登山者を魅了します。
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