はだてとは?
はだて
はだては、日本海側の地域で春先に吹く東寄りの風の方言的呼称で、海から陸へ吹き込む湿った風として知られています。
はだて(肌手・波立て)は、主に日本海沿岸の北陸・東北地方などで用いられる局地的な風の呼び名です。春から初夏にかけて、海側から陸側へ吹き込む東〜北東方向の風を指すことが多く、地域によって呼称や指す風向きが若干異なります。
はだての気象的な特徴として、以下が挙げられます。
- 春先に海から吹き込む湿った冷たい気流で、気温の上昇を妨げる
- 天候不順や曇天・霧をもたらすことがある
- 農業や漁業に携わる人々が季節の変化を感じ取る際の指標となってきた
- 各地の方言・地方名称で呼ばれ、地域の気候文化の一部をなす
日本各地には「やまじ」「だし」「あいのかぜ」など、地域ごとに独自の名前を持つ局地風が多数存在します。はだても、そうした地域の気候・風土に根ざした名称のひとつであり、地元の漁師や農家が長年の経験から名付けたものです。
気象学的には局地風・季節風の一形態として分類され、日本の複雑な地形と海流が組み合わさることで生まれる風の多様性を示す例です。地方の気候誌や郷土資料にその記述が見られます。
使い方・例文
日本海沿いの漁村では「はだてが吹いてきたから今日は出漁を控えよう」というように、風の方向や名前が漁業の判断に使われてきました。
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