おとめ座銀河団とは?
おとめざぎんがだん
おとめ座銀河団とは、おとめ座方向に位置する大規模な銀河の集団で、天の川銀河を含む局所銀河群が属する超銀河団の中心核です。
おとめ座銀河団(Virgo Cluster)は、おとめ座の方向、地球から約5,000万〜6,500万光年の距離にある大規模な銀河団です。数千個の銀河を含み、近傍宇宙で最も近い大規模銀河団として天文学の研究対象として重要な位置を占めています。
この銀河団の中心には、楕円銀河のM87(おとめ座A)があります。M87は超巨大ブラックホールを持つことで有名で、2019年には人類史上初めてブラックホールの「影」が撮影されたことで世界的に注目を集めました。また、M87はプラズマのジェットを放出していることでも知られています。
おとめ座銀河団は、より大きな構造であるおとめ座超銀河団(ラニアケア超銀河団の一部)の中心的な集団です。天の川銀河が属する局所銀河群もこの超銀河団に含まれており、重力的な影響を受けていると考えられています。
銀河団内では、銀河と銀河の間に高温のガス(銀河団高温ガス)が満ちており、X線で観測されます。また、銀河同士の重力相互作用や合体も起きており、銀河の進化を研究する上で貴重な観測フィールドになっています。NGC 4889やM84、M86などの著名な銀河も多数含まれています。
使い方・例文
アマチュア天文家が望遠鏡でおとめ座方向を観察すると、マルカリアンの鎖と呼ばれる銀河の連なりなど、おとめ座銀河団に属する多くの銀河を視野に収めることができます。
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