GeoTIFFとは?
じおてぃふ
地理座標・投影法などの空間情報をファイル内部に埋め込んだTIFF形式の地理参照付き画像フォーマットです。
GeoTIFFとは、TIFF(Tagged Image File Format)画像形式を拡張し、地理的な位置情報(地理参照情報)をファイルのメタデータとして埋め込んだ画像フォーマットです。衛星画像・航空写真・地形図・標高データなど、地理情報システム(GIS)で使われるラスターデータの標準的なフォーマットとして広く普及しています。
通常のTIFF画像は画素の色情報のみを持ちますが、GeoTIFFでは画像のどのピクセルが地球上のどの座標に対応するかを定義するパラメータ(地理変換係数・投影法・座標系など)が埋め込まれています。これにより、GISソフトウェアはGeoTIFFを読み込むだけで自動的に正しい地理位置に画像を配置できます。
GeoTIFFに格納される主な空間情報には以下があります。
- 座標参照系(CRS):WGS84やJGD2011など使用している測地系・座標系の定義
- アフィン変換パラメータ:ピクセル座標と地理座標を対応させる変換式
- 投影法情報:メルカトル図法や平面直角座標系など使用している地図投影の定義
- 解像度・空間範囲:画像の地理的な広がり(バウンディングボックス)
GeoTIFFはオープンな規格(OGCでも採用)であり、QGIS・ArcGIS・Google Earthなど主要なGISツールで広くサポートされています。近年は大量のGeoTIFFを効率的に扱うクラウド最適化フォーマット「COG(Cloud Optimized GeoTIFF)」も普及し、WebブラウザやクラウドサービスからのGIS活用を加速させています。
使い方・例文
国土地理院が公開している数値標高モデル(DEM)や衛星画像のデータをQGISなどのGISソフトで開くと、座標情報を自動認識して地図上の正しい位置に表示されますが、こうしたデータには多くの場合GeoTIFF形式が使われています。
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