隋朝とは?
ずいちょう
隋朝とは、6世紀末に中国を再統一した短命ながらも後世に大きな影響を与えた王朝で、大運河の建設や科挙制度の整備で知られます。
隋朝は581年に楊堅(文帝)が北周を廃して建国し、589年に南朝の陳を滅ぼして約370年ぶりに中国を統一した王朝です。三国時代から続いた長い分裂時代に終止符を打ち、統一帝国の基盤を整えた点で歴史的に重要な意義をもちます。
文帝は国内統一後、律令制の整備・三省六部制の採用・均田制の普及などの制度改革を進め、強力な中央集権体制を構築しました。また官吏登用制度として科挙を導入(拡充)し、血統や門閥によらず試験によって人材を登用する原則を確立しました。この科挙制度は以後約1300年にわたって中国の官僚制度の根幹をなしました。
第2代煬帝は大運河(長さ約2000キロメートル)の建設を強行し、華北と江南を結ぶ物流ネットワークを整えましたが、その過大な工事は民衆に莫大な負担をかけました。さらに高句麗への三度にわたる遠征失敗が重なり、各地で反乱が頻発しました。618年に煬帝が暗殺されて隋朝は滅亡しましたが、その制度的遺産は後継の唐朝に受け継がれ、東アジア文明圏の形成に大きく貢献しました。
使い方・例文
「大運河」や「科挙」の起源を説明する際に隋朝は必ず登場し、「短命に終わったが後世に多大な遺産を残した王朝」として評価されます。
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