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鎌倉彫とは?

かまくらぼり

鎌倉彫とは、木地に彫刻を施してから漆を塗り重ねる神奈川県鎌倉市発祥の伝統的な彫刻漆器で、国の伝統的工芸品に指定されています。

鎌倉彫とは、木地(もくじ)に刃物で模様を彫り込み、その上に漆を何度も重ね塗りして仕上げる漆工芸品です。神奈川県鎌倉市を発祥とし、国の伝統的工芸品に指定されています。

起源は鎌倉時代(13世紀頃)にさかのぼります。中国から伝わった彫漆(ちょうしつ)の技法に触発され、禅宗寺院の仏具づくりに携わった職人たちが独自のスタイルを確立したとされています。中国の彫漆が漆を厚く積み重ねてから彫るのに対し、鎌倉彫は木地を彫ってから漆を塗る点が大きな違いです。

代表的な文様は牡丹・菊・唐草などの植物文様で、ノミや彫刻刀を使って立体感のある力強い浮き彫りが施されます。漆は朱・黒・溜(ため)などの色が多く用いられ、長年の使用で摩擦が加わるとより味わい深い風合いが生まれます。

現代では盆・菓子器・香合・アクセサリーなど幅広い製品が作られており、鎌倉市内には専門店や体験教室も多く、観光客にも親しまれています。使い込むほどに漆の深みが増す「育てる工芸品」として愛好者が絶えません。

使い方・例文

鎌倉土産の定番として、牡丹文様を彫り込んだ朱漆の盆や菓子器が鎌倉彫の代表例として挙げられます。

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