漆器とは?
しっき
漆器とは、木や紙などの素材に漆(うるし)を塗り重ねて仕上げた器や工芸品で、日本を代表する伝統工芸のひとつです。
漆器(しっき)は、木・竹・紙・布などを素材とし、その表面に天然漆(うるし)を何度も塗り重ねて仕上げた器や工芸品の総称です。英語では「Japan」と呼ばれることもあり、日本を代表する工芸品として世界に知られています。
漆はウルシの木から採取した樹液を精製したもので、乾燥すると非常に硬く、耐水性・耐熱性・耐薬品性に優れた被膜を形成します。この特性から、日用の食器から調度品・美術工芸品まで幅広く使われてきました。
漆器の主な種類と技法には次のようなものがあります。
- 蒔絵(まきえ):漆で絵や模様を描き、金銀粉を蒔きつける装飾技法
- 螺鈿(らでん):貝殻を薄く削って貼り込む装飾技法
- 堆朱(ついしゅ):朱漆を厚く塗り重ねて彫刻する技法
- 塗り分け:黒・朱など異なる色の漆を塗り分ける技法
産地によっても特色があり、輪島塗(石川県)・会津塗(福島県)・越前塗(福井県)などが有名産地として知られています。漆器は適切に手入れをすれば長く使え、修理・再生も可能なことから、サステナブルな工芸品として近年改めて注目されています。
使い方・例文
お正月のお雑煮をよそう朱塗りのお椀や、結婚式の引き出物に使われる蒔絵の重箱が漆器の身近な例です。
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