遠日点とは?
えんじつてん
遠日点とは、惑星や彗星などの天体が楕円軌道を描く際に、太陽から最も遠ざかる軌道上の点のことです。
遠日点(aphelion)は、太陽を焦点とする楕円軌道上で天体が太陽から最も遠ざかる点を指します。「遠」と「日」(太陽)を組み合わせた語で、英語 aphelion もギリシア語で「太陽から遠く」を意味します。近日点(perihelion)と対をなす概念です。
地球の遠日点は毎年7月上旬ごろで、太陽からの距離は約1億5210万kmです。一方、近日点(1月上旬)では約1億4710万kmとなり、その差は約500万kmです。北半球の夏は遠日点にあたりますが、地球の軌道離心率は小さいため、この距離差は季節の違いをほとんど生じさせません(季節は地軸の傾きによります)。
遠日点に関連する主な概念は以下のとおりです。
- 遠日点距離:太陽中心から遠日点までの距離
- 軌道長半径:近日点距離と遠日点距離の平均値
- 離心率:近日点・遠日点の距離差を表す軌道の「つぶれ具合い」の指標
ケプラーの第二法則により、天体は遠日点付近で軌道速度が最小になります。離心率が大きい彗星や長周期彗星は、遠日点が太陽系外縁部(オールトの雲の領域)にまで達することがあり、軌道周期は数百年から数百万年に及ぶものもあります。
使い方・例文
「地球は7月に遠日点を迎える」のように使います。北半球の夏に太陽から最も遠い位置にあるという意外な事実の説明でよく登場します。
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