近日点とは?
きんじつてん
近日点とは、惑星や彗星などの天体が楕円軌道を描く際に、太陽に最も近づく軌道上の点のことです。
近日点(perihelion)は、太陽を焦点とする楕円軌道上で天体が太陽に最も接近する点を指します。「近」(最も近い)と「日」(太陽)を組み合わせた語で、英語 perihelion もギリシア語で「太陽の近く」を意味します。
ケプラーの第二法則によれば、天体は近日点付近で軌道速度が最大になります。地球の場合、近日点は毎年1月上旬ごろで、このとき太陽からの距離は約1億4710万kmです。遠日点(7月上旬・約1億5210万km)と比べて約500万km近く、これが地球の軌道離心率(約0.017)を反映しています。
近日点は天体の軌道パラメータの中で重要な要素です。
- 近日点距離:太陽中心から近日点までの距離
- 近日点引数:軌道面内での近日点の方向(軌道要素のひとつ)
- 近日点通過時刻:軌道計算の基準となる時刻
彗星にとって近日点通過は特に劇的なイベントです。太陽の熱によって彗星核の氷が昇華し、コマや尾が発達して肉眼でも見えるようになります。太陽に非常に近い軌道を持つ「サングレーザー」と呼ばれる彗星は、近日点通過時に太陽表面をかすめるほど接近することもあります。
使い方・例文
「彗星が近日点を通過した」という表現は、彗星が太陽に最も接近した瞬間を意味し、このタイミングに最も明るく見えることが多いです。
この用語をシェア
最終更新: