連続式蒸留機とは?
れんぞくしきじょうりゅうき
連続式蒸留機とは、原料液を途切れなく供給しながら高純度のアルコールを連続的に取り出せる蒸留装置です。
連続式蒸留機とは、蒸留工程を中断することなく原料液(発酵液)を連続的に投入し、同時にアルコール蒸気を取り出して高純度のスピリッツを大量に生産できる蒸留装置です。パテント・スチルや連続式スチルとも呼ばれます。
仕組みとしては、複数の棚段(プレート)を持つ塔(カラム)の中を蒸気と液体が向流(逆方向)に接触しながら移動します。これにより、沸点の低いアルコール分が繰り返し蒸発・凝縮を経て上部へと濃縮され、最終的に高純度(95度前後)のアルコールが得られます。
連続式蒸留機の特徴は以下のとおりです。
- 大量生産に向いており、工業的な規模での製造が可能
- 原料由来の風味成分(コンジーナー)が除去され、クリアでニュートラルな味わいになる
- 連続運転により効率が高く、コストを抑えやすい
- ウォッカやグレーンウイスキー、焼酎甲類などの製造に多用される
19世紀前半にアイルランドのイーニアス・コフィが改良した「コフィ・スチル」が広く普及したことで蒸留酒の大量生産が可能となり、洋酒産業に革命をもたらしました。現代の焼酎業界でも「甲類焼酎」の生産に欠かせない設備です。
使い方・例文
グレーンウイスキーやウォッカは連続式蒸留機によって製造され、クリアで軽い口当たりに仕上がります。
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