コンジーナーとは?
こんじーなー
コンジーナーとは、蒸留酒に含まれるエタノール以外の微量化学物質の総称で、酒の風味や香りを形成します。
コンジーナー(Congener)とは、蒸留酒の発酵・蒸留・熟成過程で生成されるエタノール以外の微量化学物質群の総称です。アルデヒド類・エステル類・高級アルコール(フーゼル油)・有機酸・タンニンなどが含まれ、酒の香り・風味・口当たりの複雑さを決定する重要な成分です。
主なコンジーナーとその特性は以下のとおりです。
- エステル類:フルーティーな香りの源。酢酸エチルなどが代表的
- フーゼル油(高級アルコール):発酵中に生成される複雑な風味と鼻に抜ける感覚を与える
- アルデヒド類:揮発性が高く、若い酒に感じられる刺激的な香り
- タンニン・ラクトン類:樽熟成中に木材から溶け出す成分で、バニラ・スパイス感を付与
コンジーナーは少量では複雑な風味を与える一方、過剰に摂取すると悪酔いや頭痛の原因になるとも言われています。連続式蒸留機で製造されるウォッカや焼酎甲類はコンジーナーをほぼ取り除くためクリアな風味になり、単式蒸留機で製造されるモルトウイスキーや本格焼酎は豊富なコンジーナーを含み個性的な風味となります。蒸留酒の「個性」を語る上で欠かせない概念です。
使い方・例文
ウイスキーのフルーティーな香りやバニラ感は、コンジーナーが樽熟成を経ることで複雑に変化した結果として生まれます。
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