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逃げ水とは?

にげみず

逃げ水とは、晴れた日の道路上に水たまりのように見えるが近づくと消える、大気光学による蜃気楼の一種です。

逃げ水(にげみず)は、晴天時に道路や砂漠などの地表面が強く熱せられたときに見られる大気光現象の一つで、地面の遠方に水たまりや水面が広がっているように見えるものの、近づくにつれてその「水」が遠ざかって消えてしまう現象です。

発生のしくみは次のとおりです。地表面近くの空気は強烈に加熱されて密度が低くなります。光は密度の異なる空気の境界で屈折し、地表付近では密度の低い空気の層が光を全反射するように働きます。遠方の空や景色からの光が地面すれすれを通り全反射されて観察者の目に届くとき、まるで地面に水があって空を映しているように見えます。

逃げ水の特徴をまとめると以下のようになります。

  • アスファルト道路・砂漠・滑走路など平坦な場所で起きやすい
  • 夏の炎天下、地面が強く熱された状況で出現しやすい
  • 蜃気楼の中でも「下位蜃気楼」に分類される
  • 近づくほど消えるため「逃げ水」と名付けられた

夏の風物詩ともいえる現象で、俳句の季語にもなっています。科学的には大気の温度勾配と光の屈折・反射で説明される身近な光学現象です。

使い方・例文

夏の炎天下、まっすぐ続く国道を遠くまで見ると、路面に水が張ったように光って見えることがありますが、これが逃げ水です。

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