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環天頂アークとは?

かんてんちょうあーく

天頂アークとは、太陽の上方の天頂付近に現れる弧状の光の帯で、氷晶でできた上層雲に太陽光が屈折することで生じる大気光学現象です。

天頂アーク(かんてんちょうアーク、Circumzenithal Arc: CZA)は、空の高い位置に現れる鮮やかな虹色の弧状光であり、大気光現象の一つです。太陽から約46度上方の天頂近くに、太陽を中心とした円弧として現れ、その色彩配列は上側(天頂寄り)が赤・下側(太陽寄り)が紫と、通常の虹とは逆順になります。

発生の仕組みは、上層の巻雲(けんうん)や巻積雲(けんせきうん)などに含まれる六角板状の氷晶(アイスクリスタル)による光の屈折です。太陽光が氷晶の上面から入射し、側面から出射する際に約90度の角度で屈折・分散することで、プリズム効果によって鮮やかなスペクトル色の弧が形成されます。

現れる条件としては、太陽高度が低い(概ね32度以下)ときに発生しやすく、日の出・日没前後の時間帯や高緯度地域で観察されやすいです。持続時間は短い場合で数分、長くても1時間程度です。

「逆さ虹」「微笑む虹」とも通称され、SNSでの写真投稿を通じて一般にも認知が広がりました。類似現象に幻日(げんじつ)や暈(かさ)などがあり、まとめて「ハロ現象」と呼ばれることもあります。

使い方・例文

春先の薄曇りの日に西の空を見上げると、太陽の遥か上に鮮やかな虹色の弧——環天頂アーク——が数分間だけ現れることがあります。

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