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天頂とは?

てんちょう

天頂とは、観測者の真上の方向、つまり地面に対して垂直上方の天球上の点のことです。

天頂(てんちょう、英: zenith)とは、観測者の立っている地点から真上の方向、すなわち鉛直方向(重力と逆の方向)を延長したとき、天球と交わる点のことです。どこにいても、その人の足元から伸びる鉛直線の真上が天頂となります。

天頂と対になる概念が「天底(てんてい、nadir)」で、鉛直方向の真下の点を指します。地平線上のあらゆる方向のちょうど中央(高度90度)に位置するのが天頂です。

天頂は天文学において重要な基準点です。

  • 天体の高度(地平線からの角度)を測る際、天頂距離(天頂から天体までの角度)が使われる
  • 天頂方向に望遠鏡を向ける「天頂プリズム」や「天頂ミラー」という観測器具がある
  • 大気の影響が最も少ない方向であるため、精密な天体観測に有利

気象・建築・測量などでも使われる概念です。太陽が天頂を通過する(南中高度90度になる)のは赤道上の特定の日時のみで、日本では太陽が天頂を通過することはありません。また、「天頂付近の星は見やすい」というように、大気を通過する経路が短くなるため、大気の影響(屈折や散乱)が最小になる方向でもあります。

日常語では「頭のてっぺん」という意味で比喩的に「天頂」という表現が使われることもあります。

使い方・例文

「流星群の放射点が天頂に近い位置にあると、夜空の広い範囲で流れ星を観察できる」のように、天文観測の場面で登場します。

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最終更新:

同じ読みのことば

「てんちょう」と同じ読みで、意味のちがうことばです。

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